今回は、「薬剤師国家試験で勉強せずに、捨てる教科」についてお話しします!
誰にしも、得意不得意はあると思います。
私自身は、本当に「化学」という教科がほんと~に無理でした。
結果私は【化学の青本】をやる事はありませんでした。
しかし、薬剤師国家試験には一発で合格しました。
模試の必須問題だけ、やり方を覚えて他は「何も」手をつけませんでした。
ということで今回はこの記事で…
貴方を悩ませている教科…それを捨てるにはどうすればいいの?を解決出来るお手伝いが出来ればと思います。そして、教科を捨てる勇気を与えられれば幸いです。
そもそも、教科を捨てる事は正しいのか
結論から申し上げますと…
・化学は捨てても問題無い【必須問題以外】
・物理はゴロ合わせで対応出来る以外の難しい範囲は捨てても問題無い【必須問題以外】
・他教科は「一部範囲のみ」ならば捨てても問題無い
国家試験が終わった今では、良かった。と思っています。
しかし、現役生の時は非常に悩みました。
だって他の人が勉強してる所を何もせずに国試に立ち向かうのですから。
その選択肢がなかった人からすると…国試に落ちたいのかな?
と思うかもしれません。
私の経験談から考えると、結果
• あなたの今の時期によって、捨てるか捨てないかは変わる!
• 教科全てを捨てても、必須問題だけはやる!
• 一部範囲を捨てるのは、問題ない
が正解でした。私個人としては、的を絞って勉強出来てとても正解だったと考えています。
その理由と方法をお話ししていきますね。
青本のどの教科•範囲を捨てるべきなのか?
では、どうやって「捨てる範囲」を決めるのでしょうか。
それは、「国家試験の問題数」と「自分の苦手具合」です。
そして、捨てるべきは断然「化学」だと思います。
捨てるのは「化学」がおすすめ
勉強を進めていて、あなたも感じたと思います…
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> 化学は勉強しても点数が伸びない! <
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そうなんです。あんなに青本では苦労して、難しい酸化還元反応やナンチャラの定理を覚えたとしても解けるのは必須問題くらいですよね。
理論問題や複合問題も解けたもんじゃありません。
そんなのやった?は?解き方が分からない!という問題ばかりだと思います。
そんな教科をやるよりも、よっぽど薬理生物など点数に直結する教科に力を入れたほうが伸びやすいと思います。必須問題を解ける程度の簡単な知識を習得して、思い切って「化学を捨てる」という選択肢を取ることも手だと思います。
薬剤師国家試験の問題数
例えば、「薬剤」で「薬物動態の計算」については、どうでしょうか。
毎年、1~2問は高頻出出題となっています。
それに比べて、「薬剤」で、「プロドラックの範囲」はどうでしょうか。数年に1問程度です。
これを踏まえれば、「プロドラックの範囲」は捨てて、「薬物動態の計算」に時間をかけた方が有意義です
教科ごとの自分の苦手具合
正直私自身、「化学」の「20問」を全て捨てていても、合格出来ました。
一部範囲の苦手具合で、捨てても問題はないと思います。
※は?どうせ他教科が頭いいからやろ。と思いのあなた。
そんな事ないですよ。
成績は学年で下から10番でした。
あくまでも目標は「薬剤師国家試験合格」。必須問題で、足切りを免れることが第一
あくまでも、あなたが目指すものは【薬剤師国家試験で合格する事】です。
決して【薬剤師国家試験で満点345点を取る】事ではありません。
では、合格するためにはどうすればいいのでしょう。それは以下の3つの項目をクリアする事です。
合格するための3つの要素
①【必須問題の足切りを免れる】
②【全問題の正答数が213問以上】※105回国試
③【禁忌肢問題選択数は2問以下】※105回国試
この3つをクリア出来れば合格出来る訳です。
①【必須問題の足切りを免れる】
→【必須問題について、全問題への配点70%以上で、かつ、構成する各科目の得点がそれぞれ配点の30%以上であること。※参照:厚生労働省】
足切りにかからないための必須問題点数
・物理・化学・生物:5点以上
・衛生:3点以上
・薬理:5点以上
・薬剤:5点以上
・病態・薬物治療:5点以上
・法規・制度・倫理:3点以上
・実務:3点以上 → 合計:63点以上
ここで、1番注目して欲しい箇所は
【必須問題:物理・化学・生物:5点以上】という点です。
決して、一つの教科で5点を取らなければいけないわけではありません。
3教科で5点取ればいいんです。生物で3.4点取ればいいんです。化学は1点でも取れれば充分なんです。
以上から分かる通り、捨てる教科は
・物理化学のどちらか1教科。
・他教科ならば、一部の範囲のみ。 が1番いいと考えられます。
②【全問題の正答数が213問以上】※105回国試
これについては、これまでと同じ様に【225問】を目標にすれば合格は間違い無いと思いますので、
化学20問を捨てたとしても大きく合否に影響する事は少ないでしょう。
③【禁忌肢問題選択数は2問以下】※105回国試
これは、殆ど関係しないと考えます。
だって、化学構造式の問題が禁忌選に選ばれると思いますか?
倫理的な問題の方が禁忌選に選ばれる可能性の方が大いに高いと考えられますよね。
捨てた教科でも、必須問題だけは解けるようになるべき
私は化学と物理の一部範囲を捨てました。
しかし、先に話した様に必須問題の足切りには注意しなければいけません。
その為に、「捨てる教科の必須問題」だけは勉強しておいて下さい。
では、具体的に何をやればいいのでしょうか。
それは2つだけです。
・薬学ゼミナール模試4回分の必須問題
・薬学ゼミナール必須問題集
これだけやれば充分です。
その問題の答えを覚えるだけでも意味がありますが、出来れば解き方まで覚えておくといいでしょう。少し難しければ、その問題は捨てて下さい。
何度も言いますが、「必須問題」で捨てる教科の点数を1.2点取れれば充分です。
最終的には薬学ゼミナール講師に相談するべし
ここまでで大まかにどの教科を捨てて、どんな計画で国家試験に挑むか考えてもらえたと思います。
勿論、まだ不安だし、時間もあるし決められない。と考えることは当然のことです。
私自身本当に「化学を必須以外は本当に捨てる!」と決めたのは、6年生の11月に入ってからの事です。
そして私自身を決断させてくれた事は2つです。
・親友が前年度に「国家試験全教科の計算問題を捨てて合格したこと」
・薬学ゼミナール講師に教科を捨てる事を相談した。
※念の為に伝えておきますが、薬学ゼミナールは【私の教科を捨てる】のという考え方を推奨しているわけではありません。
私の親友も薬剤師国家試験において大きな点数元である「計算問題」を全て捨てて、合格出来ました。
親友は決して成績の良い奴ではなく、薬ゼミの模試でも4回中1回も225点を超えることはありませんでした。
しかし、そんな状況下でも1発合格を掴み取りました。
その事実が私自身を「教科を捨てる」という選択肢を選んだ決定打に間違いなかったと思います。
そして、最終的には薬学ゼミナール講師の相談会についても私の決断には大きなものとなりました。
薬学ゼミナール講師は、私の考えや時期を考慮して相談に乗って下さり、「国試まで残り4ヶ月+現在まで手をつけていない」というお話から「化学は必須問題だけで戦う」事を賛同頂けました。
これを読んでいる貴方と私は、時期や点数・好き嫌いが異なります。
なので、正確はそれぞれ違ってくると思います。
最終的には、【薬学ゼミナール講師に相談して決断する事】をお勧めします。
まとめ
私の薬剤師国家試験当日化学は、完全に「ロト5」状態。全て山勘で解きました笑
また、「物理」の一部計算問題は全て捨てました。
勉強して、得点になりにくい化学・物理などは捨ててしまってどちらか一方であれば、問題ないと思います。
何が言いたいかというと、青本も全て完璧にやる必要はない。という事です。
これを読んでいる貴方が今何月で、どの程度模試が取れているか、人にもよると思います。
捨てた事で不安になって、逆に勉強が進まないなどの支障が出る場合もあるかもしれません。
まだ夏くらいであれば、捨てるには捨てるには時期が早いような気がします。
口述しますが、不安があれば、薬ゼミの先生に質問してみるといいと思います。
薬ゼミの先生には、「戦略的な奴だな」と思ってもらえると思います。実際に国試が近づいてくると、薬ゼミの先生から一部範囲を捨てる提案をしてくれる先生もいらっしゃいます。
“【教科捨てる国試】薬剤師国家試験で化学勉強を捨てるおすすめ方法” への1件の返信