こんにちは!そーさんです。
薬剤師国家試験に向けて、勉強の力の入れ具合に悩む時もありますよね!
勉強にやる気が出ない。
理論問題に時間がかかりすぎて、不安になる。
何をやればいいか分からない。
そんな疑問を解決しますね!!!
「理論問題やってたら、必須問題いらなくね…?」そう思う人もいるでしょう。
結論から言います。
「必須問題だけを、やるだけで、薬剤師国家試験は160問は解けるようになると思います」
※もちろん、個人差はありますが、私自身はそうでした。
そのくらい、「必須問題の理解」で世界が変わります。
1番最初は必須問題 今すぐやるおすすめ理由3定義
結論からお話します。
①「必須問題は足切りがある為、【1番最初に】クリアしなければいけない関門である」
②「必須問題を極めれば、理論問題・実戦問題の選択肢を削る事が出来る」
③「必須問題を勉強する時間は、理論問題の勉強時間よりも3分の1で効率的に勉強を進められる」
以下で詳細をお話していきますね。
一番最初は、必須問題「足切り」をクリアすること
①「必須問題は足切りがある為、【1番最初に】クリアしなければいけない関門である」
まず、「薬剤師国家試験」を戦う者として「必須問題」のクリアは最低限の合格ラインになります。
だからこそ1番最初にやる勉強は、青本を読んで必須問題を取り掛かることです。
正直な話、私自身が必須問題の足切りを模試でクリアしたのでは、6年生10月の事です。
なので、すぐにどうにかなる話ではないと思っています。
必須問題は、全問で90問用意されてます。
最低限の知識をクリアしなければ、他の問題が解けていて合格出来る点数だとしても不合格となる「足切り」が存在し、その数は「63問」。そして各教科(物化生以外)3割切らないこと。
※足切りについての話は~【教科捨てる国試】薬剤師国家試験で化学勉強を捨てるおすすめ方法~にて説明していますのでここでは割愛しますね。
必須問題は、その名の通り教科の基本的な知識を問う問題がほとんどを占めます。
中では、完全に新傾向の問題も出題されますが殆どの7〜8割は「暗記」で戦える問題が多いです。
正直な話、薬剤師国家試験において必須問題だけ完璧にすれば模試点数で160問は解けると思います。
実際に私自身の点数が、その通りでした。 先にも話しましたが、必須問題は全ての基礎となる部分です。
悩む前に取り掛かれ! 必須問題は、理論問題・実践問題でも通用するコスパ最強問題達だ!
②「必須問題を極めれば、理論問題・実戦問題の選択肢を削る事が出来る」
どこの問題を重点的に、勉強するのか悩んでいる薬学生は現役時代にも多かった印象があります。
悩んだ結果
1番難しい【理論問題】やれば、簡単な必須と実務と戦えるだろう!
という決断をする人達がいました。
そーさん的にはとても効率が悪いなぁ~と思っていました。
考えてみて下さい。
理論問題ってどのくらいの点数を目指していますか?理想は8割ぐらいでしょうけれど…
断言します。
頭の良い部類の人たち以外は、実際の所は5〜6割とれれば最高。
という目標に国試直前では、変わります。
まだ、勉強を進め切れていない貴方は、理論問題について考えを変えて下さい。
理論問題は、難易度が高く簡単に解ける問題は少ないです。
結局何が言いたいかと言うと。
・【必須問題を永遠にやれ!国試直前まで!】
・【理論問題は程々にしとけ!】
・【必須問題の知識で、理論・実践問題の選択肢を削る事が出来るぞ!】
と言う事です。
必須問題は、基本的な知識を蓄えることが出来ます。
その基本的な知識がなければ、理論問題・実践問題は解くことが出来ません。
必ず、必須問題を極める事を心がけて下さい。
効率的に素早く、沢山の問題を【何度も】取り掛かる事が合格への必勝ポイント
③「必須問題を勉強する時間は、理論問題の勉強時間よりも3分の1で効率的に勉強を進められる」
何でもいいです。
今目の前にある青本の中ので、必須問題と理論問題を1問ずつ解いてみて下さい。
問題にもよりますが、大体
必須問題 〜30秒から1分〜
理論問題 〜2分30秒から3分〜
位かかるのでは無いでしょうか。
理論問題は、必須問題を解くよりも ~3倍程度必要~ になります。
1番最初は、効率良く幅広い範囲を勉強する事が必要です。
理論問題を1問解くよりも、必須問題を3問解いて下さい。
初めのうちから難しい理論問題を解いたとしても、どうせ分かりません。
どうせ、後ろに戻ってペラペラしながら悩みます。
とにかく必須問題の問題をこなします。
そうすれば、【理論問題の選択肢を削れる様になります】この効果がとても大きいです。
だんだんと6年生の9~10月になってくると必須問題を解き続ける事によって、感じる人もいると思います。
「あれ・・・?理論問題以外と簡単くね・・・?(;^ω^)」
薬剤師国家試験も受ける上では理論問題も勉強もある程度必要です。
けど、今回お話ししている話は、【1番最初にする事】です。必須問題を解きに行きましょう。
必須問題は、どうやって解く?おすすめ勉強方法
必須問題の勉強法は、至ってシンプルです。
結論からお話します。
必須問題を解くだけではだめ!1つの問題から全ての選択肢を学ぶべし!
例題を出しながらお話していきます。
この問題の答えは、 2番ループ利尿薬 です。
しかし、他の選択肢はどうでしょうか。 1.3.4.5番も理解していますか?
この問題で、重要となってくる知識は【どこの輸送体に作用するのか】です。
当然の話かもしれませんが、他選択肢の作用部位を理解出来ていなければ、今後の理論問題にも対応出来ません。
特に、この問題では青本で赤文字になっている部分なので、最重要ポイントであることは明確です。
〜他選択肢の理解が必要である理由〜
①「これまでの薬剤師国家試験では、間違った選択肢の中に次年国試の新しい傾向問題の出題が含まれる場合があった」
②「他選択肢が、次年度以降の国家試験正解選択肢となる場合があった」
③「他選択肢が、次年度以降の理論問題に関連問題として出題されたことがあった」
必須問題正解選択肢だけでなく、間違った選択肢にも大切なヒントは含まれています。
1の選択肢は、「チアジド系利尿薬」であり作用部位は Na⁺Cl⁻共輸送体 です。
3の選択肢は、「カリウム保持性利尿薬」作用部位は集合管の アルドステロン受容体 です。
4の選択肢は、「浸透圧利尿薬」作用部位は 尿細管 です。
5の選択肢は、「炭酸脱水素酵素阻害薬」作用部位は 近位尿細管の炭酸脱水酵素 です。
これだけで、1つの過去問題から4選択肢の次年度以降出題に期待出来る部分まで勉強出来た事になります。
あなたが今やっている「青本」は、「薬剤師国家試験の過去問集」です。
決して、「こっそり教えます。次年度の国試。」という参考書ではありません。
正解の選択肢は勿論、間違いの選択肢まで全てを勉強して下さい。
※勉強の仕方は、次週の記事で詳しく書いていきますね。
おすすめ必須問題対策の教材はこれだ。
まず結論からお話します。
~おすすめ必須問題対策の教材~
① 青本の必須問題
② 過去5年分の薬剤師国家試験過去問(必須)
③ 薬学ゼミナール必須問題集
④ 受験する年の予備校模試必須問題
⑤ 薬剤師国家試験対策 必須問題集 I・Ⅱ
この5つをやれば、問題ありません。しっかりと取り組めば、充分8割は取れると思います。
① 青本の必須問題
② 過去5年分の薬剤師国家試験過去問(必須)
これらは、言うならばどちらも過去問です。
否が応でも、やる事にはなりますが外せないものとなります。
特に、過去問5年分をどう集めるかはそれぞれですが、薬学ゼミナール出版の過去問集を購入してもいいと思います。参考までに、以下の写真を乗っけておきますがお手頃なサイズで持ち運びが便利です。
③ 薬学ゼミナール必須問題集
これは、普通には売っていません。
「夏の薬学ゼミナール講習」で配られていました。(毎年絶対とは限りません)
1冊の本にまとまっているプリントになります。
全教科の必須練習問題が含まれていました。
勿論、販売されているものではないので確実に手に入れられるものではありませんが「薬学ゼミナール講習を受けるべきである」ということを理解して貰えば幸いです。
④ 受験する年の予備校模試必須問題
薬学部6年生の貴方には、薬剤師国家試験を受けるまでに様々な「模試」と闘う事になります。
薬学ゼミナール・メディセレ・ファーマプロダクト・他薬剤師予備校の模試は・・・
【基本的にその年の薬剤師国家試験予想問題】となっている場合があります。
国家試験のプロたちは、問題作成の教授情報などもしっかり確認しています。
その予想問題である模試の必須問題は、何度も復習して取り組む様にして下さい。
⑤ 薬剤師国家試験対策 必須問題集 I・Ⅱ
このアイテムは、軽く一周する程度で問題ありません。
他の必須問題とは、「変わった目線の問題」です。
色々な範囲を簡単にサラッと、練習出来るのでとても魅力的な内容です。
は?こんな問題いらんだろ…という物も紛れているので、そんな問題は無視して下さい。
要らないと感じた問題は、シカトです。
販売元も「薬学教育センター」ですし、適当な内容だとトライして感じました。
まとめ
必須問題は貴方を国家試験まで、確実に助けてくれる最強の問題達です。
私の親友は、国試前日まで永遠に必須問題を繰り返し行っていました。
実際、私自身も必須問題と実務ばかり解いていました。
勉強にやる気が出ない。
理論問題に時間がかかりすぎて、不安になる。
何をやればいいか分からない。
そんな人は、間違いなく必須問題をやれば大丈夫です。安心して下さい。
理論問題でも、実務問題でも、試験中に助けてくれるのは基本的な必須問題知識とゴロです。